信州の近代文学を探る

販売価格
2,095円（税込み）
商品コード
9784784070459

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ジャンル
文学・言葉
東栄蔵　著
定価　本体1905円＋税
四六判上製　450ページ
ISBN978-4-7840-7045-9　C0095
2007年2月
　信州の作家作品を探究した24編の評論。特に諏訪市が生んだ女性活動家・伊藤千代子の獄中書簡とその夫・浅野晃の手記は初の公表となります。著者の東さんが伊藤千代子を長年研究した縁で、浅野晃から書簡と手記を託されたのは1970年。実物は浅野ゆかりの苫小牧市立図書館に寄贈しましたが、今回本書に全文を収載しました。治安維持法下で弾圧された千代子の苦悩する姿、当時の共産党の活動がわかる貴重な資料となっています。
　このほか島崎藤村、臼井吉見、平林たい子、田中冬二ら10人をとりあげています。雑誌や研究紀要に一度発表されていても、まとめて読むと新しい発見があり日本の近代文学を照射する評論集となっています。