源氏物語はいかに創られたか　伏流する紫式部のヒューマニズムを読み解く

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2,200円（税込み）
商品コード
9784784088508

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ジャンル
文学・言葉
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柴井博四郎　著
定価　本体2000円＋消費税
A5判上製　146ページ
ISBN978-4-7840-8850-8　C0095
2024年4月
紫式部が『源氏物語』に仕込んだヒューマニズムの思想を明らかに。生物学者が読み解いた独自の紫式部評論。

●目次
1　  まえがき
2-1　  紫式部の執筆動機
2-2　 「国が乱れ民が苦しむ」源氏の行動
2-2-1　闇から闇に葬られた夕顔
2-2-2　仏の道で悩む藤壺
2-2-3　源氏の浮気心に苦しんだ紫の上
2-2-4　養父に迫られた玉鬘
2-2-5　嫉妬に狂う六条御息所
2-2-6　秘密と良心との葛藤を抱えた朧月夜
2-2-7　抑鬱と苦悩、そして許し
2-3　「死んでお詫びをするか、仏の声を聞くか」の物語
2-3-1　主人公に必要な人間性
2-3-2　浮舟の死と再生
3　エラスムスの自然科学的ヒューマニズム
4　「地の塩」コペルニクス
5　生物学的ヒューマニズム試論
6　おわりに

●著者略歴
柴井博四郎
1940年東京都生まれ。63年東京大学農学部農芸化学科卒業後、味の素株式会社中央研究所入社。93年同社基礎研究所所長、97年同社理事、99年信州大学農学部教授を経て、2005年中部大学応用生物学部教授、2010年退職。神奈川県茅ケ崎市在住。現在は「ピッコラクラブ」でヨット活動をしている。著書に『ニューバイオテクノロジー入門（共著）』（2022）『紫式部考－雲隠れの深い意味－』（2016）『生物学はいかに創られたか』（2018）『生物・生命科学大図鑑』（2019）。